「エルク®」の歴史
時代のニーズにいち早く応えて開発
体重を支える、衝撃を緩和する、音を吸収するといった役割をもつクッション材は、古くから暮らしのさまざまな分野で使われてきました。
そんな中、1990年代初めに高機能クッション材として誕生した「エルク」。1980年代末から地球温暖化抑制が叫ばれ始め、新しい素材が必要となってきたこと。また快適性へのニーズが高まり、これまでの一般的な硬わたに比べて高機能なクッション材が求められるようになったことが開発の背景としてありました。
家庭用から産業用まで広がる用途
「エルク」は繊維構造の交錯点にすぐれた安定性を持たせることで、弾力性、耐久性、通気性などを格段にレベルアップさせた素材です。
開発当初の1992年からは寝具などに使われ、その後は病院用のベッドマットレス、航空機などの乗り物用クッションへと用途が広がりました。身近なところでは下着のブラパッドや、家具用クッションなどにも「エルク」が使われています。
また2006年からは電車用クッションにも採用され、2013年からは海外向けマットレスとしても広く用途展開されています。
未来につながる安全性やエコロジー性
「エルク」は他にも、燃えにくく、たとえ燃えても有毒ガスの発生が極めて少ないという特長があります。さらに、いま地球規模で高い関心が集まっているリサイクル性にもすぐれています。
「エルク」は、使用時はもちろん、保管時や再生時も含めたあらゆる場面で、最先端の産業や私たちの暮らしを支える素材として発展を続けています。
- 年表
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- 1992年
- 主に寝具用途として販売を開始
- 1995年
- 病院用のマットレスに採用
- 2000年
- 航空機の機内用クッションに採用
- 2001年
- ブラジャーのパッドに採用
- 2006年
- 電車のシート用クッションに採用
- 2013年
- 海外向けマットレスの販売を開始